月別アーカイブ: 2013年6月

うつ職場のストレス 抑うつになり休職一年 思い切った対応が早い回復を  35才男性

うつ職場のストレス 抑うつになり休職一年 思い切った対応が早い回復を (35才 男性 大手スーパー勤務)
 
 
 
上昇気流をまえに「抑うつ」でダウン
 
 

大阪の梅田にある大手スーパー「チューリップ」。そこの店長を高田さん(35才)は三年勤めていました。比較的若い人たちで動いているスーパーですが、なかでも高田さんは優秀と言われて32才で店長に抜てきされました。高田さんの一生懸命の働きのおかげで、梅田○○支店の売上はグングン上昇。ところがさらに波にのるための企画を始めたところ、どこか高田さんに元気がなくなってきました。「頑張ろう」という気持ちはあるのに、体がついてこないというのです。朝起きがつらく遅刻もポツポツ。がんばって職場に出ても全身の倦怠感がとれず、ふさぎこんでいる時が多くなってきました。

「あと一月で職場復帰」と、追い詰められて

高田さんは近くにある心療内科へ行ったところ、「抑うつ」と診断されました。お医者さんには「三ヶ月の休職を要する」という診断書を書いてもらい、思い切って職場を休むことにしました。はじめは長いと思った三ヶ月ですが、あっというまに二ヶ月がすぎあと一月となってしまいました。

不安になってきた高田さんは「あと一月で、仕事に戻れるやろか。こんな調子で」と、妻に口癖のように言います。「えらいこっちゃ、まだ治ってないのに」と言っては、そわそわと部屋を歩き回ります。「仕事に復帰せな」「どないなるんやろ」といったあせりの言葉がでてきていました。

けっきょく「あと一月で職場復帰せなあかん」というプレッシャーのため、またうつ状態がぶり返してしまったようです。そこで「抑うつ」のカウンセリング治療では実績のある淀屋橋心理療法センターを紹介されました。そこは「家族にも対応のアドバイス」をだしてくれるという点も心強く、妻と二人で行くことにしたということです。

「えー、一年の休職?!そんな長い間は休めません」

高田さんは、妻といっしょにカウンセリング治療に参加しました。高田さんの話を聞いて治療担当カウンセラーはつぎのように言いました。「うーん、高田さんはあせると無理に無理をかさねだされる傾向がおありですね」と。そう言われると確かにその通りです。「来月は棚卸しや。僕が行かんと」と、電話をかけようとしたり。「店のバイトの子が、二人辞めたらしい。どないなるんや」と気になったり。職場復帰が近づいてくればくるほど頭のなかが仕事のことでいっぱいになってきます。あと一月休めるのにこの調子では、とても休養できる状態ではありません。

「どうでしょう。思い切って一年の休暇がとれませんか。じっくりとご自分のあせりと向きあっていったほうがいいのでは。あせりの気持ちに振り回されて、治るものも治らない感じがしますが」と、治療担当カウンセラーはアドバイスをだしました。それを聞いて高田さんは、治療担当カウンセラーの顔をジーとみつめ「えー、一年ですか?!そんな長い間は休めません。私の仕事もポジションもなくなってしまいます」と叫びにちかい声をあげました。

しかし「そんなことはとてもできません」といった高田さんでしたが、「ダメもとじゃない、あなた。会社にかけあってみましょうよ」という妻の説得で、直属の上司である部長に尋ねてみることにしました。部長は心配そうな口ぶりで「一度人事に問い合わせて社内規定を調べてもらおう。あとで詳細を知らせるから」と、電話はきれました。一時間後「一年の休職はできるそうだよ。手続きが必要だがね」という返事をもらい、人事課に一年の休職願いを申し出ることにしました。「高田君は優秀な社員だから、しっかり治してまた元気になって職場に出てきてもらいたい。奥さんも大変でしょうが、がんばって支えてあげてくださいよ」というあたたかい部長の励ましに、高田さんも妻もどんなにか心が休まりました。

半年後、「クイズ番組っておもしろいな」と笑い声が

会社を休んで半年がたちました。最近では布団の上でゴロゴロしていても平気になりました。休んでいることにたいする罪悪感がうすらいできたようです。「『寝ときたいなー』という気持ちにのっかっていったほうが、長い目でみて仕事復帰につながりますよ」という治療担当カウンセラーの言葉も、素直に聞けるようになりました。

「このごろはテレビをよく見ます。とくにクイズ番組が気に入ったようで」と、妻からの報告がありました。以前はニュース以外はテレビを見ない人だったのですが。「この答えは○○や。あたった。僕のほうがよう知ってるなー」とか「おーい百合子(妻)、ちょと来いや、いっしょに見ようや」と、気楽に妻にもさそいがかかります。「びっくりするくらい大きな声がでるようになりましたね」と、妻も最近の高田さんの様子をうれしそうに話しました。

やっぱり思い切って一年休職を延長してもらったことが、早い好転回復のきっかけになりました。高田さんは妻といっしょに、あせらずじっくりと生活の中のさりげない楽しみを見つけていくことができたようです。

頑張りの糸がきれて、あたらしい芽がでるチャンスに

いっときは「もうあかん、これでオレの仕事人生もおわりや」と絶望の淵に追いやられた高田さんですが、先日のカウンセリング治療でこんなことを話しました。「うつになって、マイナスばっかりやなかったですね。家内といっしょに買い物に出たり映画見たりもできるし。息子の野球の試合も応援に行ってやれて。こんなに楽しいこと、今まで知らんかったんやなって思いました」。今度は家族みんなで家庭菜園をやりだしたそうです。そう語る高田さんの目は輝いています。

「頑張ってた糸がプッツンと切れたんですね。頑張ってたことは、決して悪いことではありません。『あー、これが僕の限界やったんやな』と気づいて、はじめて荷物をおろすことができます。これはあたらしい芽がでてくるチャンスでもあるんですよ」と、治療担当カウンセラーが話すと、高田さんはなんども深くうなづいていました。あと半年休職期間は残っていますが、予定より早く回復復職できそうなきざしがみえてきました。

 
 

淀屋橋心理療法センターうつ病治療専門外来

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うつ病の人へ対応のコツ 職場での接し方 家庭の接し方

職場での接し方家族の接し方 うつ病の人へ対応のコツ

まわりの人の一言で急に悪くなったり、良くなったりするのもうつ病の特徴です。

 明るいはげましは逆効果

 

1.はげましは本人にムチをうつに等しい

「このごろ元気ないね。頑張って」「あなたらしくないわよ。しっかりして」と、つい言ってしまいがちです。はげましのつもりで言った言葉ですが、本人はいっそうつらさと苦しさが増してきます。

その場では「そうだね、ありがとう」と、明るくなったようでも後になって必ずといっていいほど落ち込みます。「がんばれないじぶんが悪いんだ」「みんなに迷惑かけて、自分は生きている値打ちがない」と、どんどん自分を責めて落ち込んでいきます。

 

2.「怠け」でないことをわかってあげる

はた目には何をしてもだらだら、ぼんやりといった感じがし、怠けているように見えます。うつ病はエネルギーを使い果たした状態と言えます。何をするのものろく、やる気がみえず、表情もさえません。風邪を引いたときのように「だるい、しんどい」を繰り返しますが、内科で診察をしてもらっても「異常なし」と言われます。

しかし本人の心のなかは絶望感や焦燥感と必死で戦っているのです。「なんとかしなければ」と、頑張ろうとすればするほど苦しさが増してきます。職場の人も家族の人もうつ病の人のつらさを十分にわかってあげましょう。

 

3.共感の気持ちで暖かく見守る

「しんどいんだ」と、本人が言ったら「本当にしんどいね。無理しなくていいよ」。「気が滅入ってしかたない」と言ったら「誰でもそういう時あるよ。今は落ち込んでいい時じゃないの」というふうに。

つらさを共有する言葉は、本人に「つらいけど、今の自分はこれでいいんだな」という肯定感をあたえ、瞬時であってもホッとできるのです。

 

4.長引くばあいは専門家に相談をしよう

「心の風邪ひき」といわれるうつ病。今ほんとうに増えてきています。誰もがかかる可能性のある症状です。

対応のコツさえわかれば恐れるには足りません。しかし内科の診察を受けても一月以上状態が改善しないときには、精神面、心理面でのケアーが必要です。専門家に相談しましょう。

 
 
 

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子どものうつ 子育て育児ストレス 本edu 小学館

 

edu 2012年6月号

  • edu
  • 福田俊一 精神科医・所長
    増井昌美 家族問題研究室長
  • 小学館
  • 780円
  • 2012年6月号

子育て誌『edu』6月号での取材から、いくつか抜粋して掲載しています。現代を生きるこどもの環境にはストレスがいっぱい!?子どもの性格や性質をどれだけ知っていますか?ママにお尋ね:子どもの好み、すぐに答えられますか?子どもの本音をキャッチするために、心がけたい5つのポイント。

 

見落とさないで!子どものストレスサイン

”普段の様子”と何かが違う……。そこにストレスのサインが隠れています

子どものストレスサインに素早く気づき、対応できるママになるために必要なことは?そのポイントをご紹介します。

  • 現代を生きる子どもの環境にはストレスがいっぱい!?
  • 子どもの性格や性質をどれだけ知っていますか?
  • 子どもの好み、すぐに答えられますか?

 

タイプ別ストレスサインの見つけ方

子どもはどんなサインを発信し、そこにはどんなストレスが隠れているのか。福田俊一先生にストレスサインの見つけ方をアドバイスしてもらいました。

  • 体にサインが出やすい
  • 行動にサインが出やすい

 

子どものホンネをキャッチするために心がけたい5つのポイント

子どものことを”知っているつもり”になっていませんか?
もう一度、まっさらな気持ちに戻り、子どもと向き合ってみましょう。

 

 

<取材を受けました>…「edu」6月号(小学館2012)

ママの笑顔が、子供を伸ばす、きもちがラクになる子育て誌『edu』6月号(小学舘2012年)に、淀屋橋心理療法センターの取材記事が掲載されました。そのなかから抜粋してお母様方にお知らせいたします。

(福田俊一 所長・精神科医と、増井昌実家族問題研究室長が取材にお答えしました)

 

 

現代を生きるこどもの環境にはストレスがいっぱい!?

「ストレス要因というものは、誰にでもあるものです。子どもにとってのストレスは、ある意味乗り越えなければならない、成長のために必要な課題とも言えるでしょう。けれども人によって性質や感受性が違いますので、小さなストレスを大きく感じてしまう子もいますし、それが蓄積して心や体のトラブルを引き起こしてしまうことがあるので、注意が必要です」(福田所長)

最近の傾向として、摂食障害の子どもさんの低年齢化がすすんでいると言われています。「拒食症や過食症など、以前は中学生や高校生の相談が多かったのですが、ここ数年、小学3~4年生くらいのお子さんをもつ保護者からも相談を受けるようになりました。『あれ、おかしいな』と思ったら、できるだけ早く専門家に相談されることが大切です」(増井)

子どもは何らかの方法で、ストレスを受けていることを発信します。そのサインが出たら見逃さず、そのときに子どもと真剣に向き合うことが必要。初期段階であれば、親が話をしっかり聞くだけでも、子どもの心は落ちついてきます」(福田所長)

 

子どもの性格や性質をどれだけ知っていますか?

では子どもの発信する「ストレスサイン」をどのようにキャッチすればいいでしょうか?

「例をあげてお話しましょう。いつもはトントンと階段を上がり下りするのに、ドンドンと乱暴な足取りになったり、反対にまったく音を立てないで歩いたりしたら、注意をしてみてください。なぜならその子の「普段の様子」となにかちょっと違うなと感じる行動や言動にサインが隠れているからです。その違いを感じるためには、その子の普段の姿(話方のパターンやしぐさなど)や性格、体質、またどんなことに目を輝かせるかなどを知っておく必要があります」(福田所長)

「お母さん方に一日10分でもいいから子どもと会話をもつようにとアドバイスをしています。あれこれ聞くと逆効果になってしまうこともありますので、子どもの好きなタレントやテレビ番組などの雑談から始めて、聞き役に徹することを心かげてみてください」(増井)

「親が自分のストレスや愚痴を子どもに話していませんか?こうなると子どもが親のカウンセラー役になってしまい、自分の言いたいことが言えなくなってしまいます。親子の会話で大切なのは、子どもが喜怒哀楽の気持ちを素直に話すことができる信頼関係を築くことです」(福田所長)

 

 

ママにお尋ね:子どもの好み、すぐに答えられますか?

  1. 今夢中になっている遊びは?
  2. 好きな本やマンガのタイトルは?
  3. 好きな歌手やタレントの名前は?
  4. 好きなおかずは?
  5. 担任の先生のことをどう思っている?
  6. 親友の名前を知っている?

 

●ほとんど答えられなかった「無関心ママ」

もう少し子どもに関心を向けてみましょう。一日10分でもいいので、子どもと向き合って話す時間をもちましょう。

 

●だいたい答えられた「ほどほどママ」

知りすぎるでもなく、知らなさすぎるでもなく、子どもとちょうどいい距離感のようです。

 

●完璧に答えられた「ばっちりママ」

子どものことを知っているすばらしいママ。でも、過干渉になっていないか、ちょっと注意が必要かも。

 

子どもの本音をキャッチするために、心がけたい5つのポイント

 

1.子どもの話をよく聞いていますか?

「宿題は終わったの?」「早くしなさい」など、質問や命令ばかりで、子どもの思いを聞かずにいることはありませんか?なにげない雑談をする時間が気持ちをほぐします。子どもから話を引き出す時間ときっかけを心がけましょう。

 

2.家族でいっしょにご飯を食べていますか?

子どもだけでご飯を食べさせていませんか?食卓は最高のコミュニケーションの場。食卓を囲むことで子どものちょっとした変化をキャッチすることができるはずです。毎日の夕食が無理なら、朝食だけでも家族みんなでとるなど工夫と努力を惜しまずに。

 

3.子どもの個性や性質などを、よくわかっていますか?

もしかしたら「知ってるつもり」なのかもしれません。子どもの「いつものしぐさ」「話し方のパターン」などをマネできるくらい知っておけば、子どものちょっとした変化にもすぐに気づけるママになれます。

 

4.自分から見る子どもの顔だけで判断していませんか?

小学校にあがると子どもの行動範囲と世界は広がります。家庭でママに見せる顔は、ほんの一面であることを忘れずに。学校で見せる顔、友達の家での顔などを知っておくため、先生やママ友と情報交換をするようにしましょう。

 

5.ママ自身がストレスを抱えていませんか?

子どもにグチを言うなど、自分自身のストレスを子どもに向けて発散していませんか。また抱えているストレスを気づかれるような場面を子どもに見せていませんか。大人のストレスが子どもに影響を与えることは多いのです。ママ自身のストレス発散の仕方なども見直してみましょう。

 

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子育て育児の悩み母親のストレス相談 本児童心理掲載『過保護・過干渉な親と連携をうまくとるには』

 

児童心理2010年4月号

  • 児童心理
  • 金子出版
  • 720円
  • 2010年4月号

子育て育児の悩み母親のストレス相談 淀屋橋心理療法センターの本 『過保護・過干渉な親と連携をうまくとるには』 についての記事が掲載されました。

『児童心理』(金子出版 2010年4月号)

特集:甘える子・甘えない子

淀屋橋心理療法センターの記事が掲載されました。内容を抜粋・要約した文章をお送りしています。

●執筆者:福田俊一 精神科医 所長、 増井昌美 家族問題研究室長(淀屋橋心理療法センター)

●表題:「過保護・過干渉な親との連携をうまくとるには」

●目次&内容の抜粋・要約文

 

1.間違いやすい過保護・過干渉のとらえ方

…子どもの発達状態によって過保護・過干渉のとらえ方は変わってくる。「この子はもう少しほっておけば伸びる」といういときに手を出してあげるとできるようになるのなら、それは過保護・過干渉ではないだろう。…

 

2.過保護・過干渉は親子の相互関係から出てくる

…子どももさりげなく親の過保護・過干渉を誘発するようなしぐさをしている場合がよくある。家族療法の大家であるサルバドール・ミニューチンがよく使ったエピソードがあるので紹介しよう。「息子さんがちょっとサインを出すと、お母さんはすぐそれに食いついてしまいますね。息子さんは上手なフィッシャーマンですよ。お母さんはベイトを投げるとすぐパクッと食いついてしまう魚です。…

 

3.教師と親には立場の違いから温度差がある

…親には「担任にはわが子のことを一番考えてほしい」という気持ちが強くあり、「子どもについて心配なことがあれば、担任に話せばなんとかしてもらえる」という期待感も強いだろう。一方教師のほうでは「そんな小さなことで・・過保護ですね、お母さんは」とか「おおげさに騒ぎすぎじゃないですか」という言葉がでてくるというのも、教師と親の温度差をふまえてみると無理からぬ部分もある。

しかも両者は家庭と学校という互いの現場での細かな情報が不足しがちである。ボタンの掛け違え的な摩擦はしょっちゅう起こるしポイントの置き方や判断基準の違いも考えられる。こうした立場の違いをしっかりと頭において対応していかないと、両者の関係がこじれてしまうこともしばしばである。こうした状況にならないようにするにはどのようにすればよいのであろうか。

 

4.いじめ不登校で母親が来校したとき

…子どもがいじめられたと聞いて母親が学校にやってきた。「先生、息子が学校でいじめられているようです。今すぐ事実確認をしてください」と、真剣な表情で訴えてきた。教師は母親を安心させるつもりで「過保護ですね、お母さんは。私も担任としてしっかりと生徒のこと見てますのでご安心ください」と伝えた。事情を聞いてもらえるどころか過保護だと言われ、「学校でおきた問題なのに、過保護だと矛先を家庭に向けてくるのか」と、母親はカッとなったという話しがある。…

「そうですか、それはご心配ですね。気をつけて学校での様子をみておきます」と、一度受けて立つという対応がいいだろう。「息子さんにおかしいところがあったら、すぐにご連絡ください」といった同じ土俵に乗る言葉によって母親は動揺している気持ちを鎮めることができるだろう。…

 

5.相手の心にグサッとくる一言に気をつけよう

ムカッときても言ってはいけない一言というのがある。言うことでお互いの関係がギクシャクしてしまい修復が困難になるおそれがある。

『親が傷つく教師の言葉』

 ケース1 「過保護じゃないんですか、お母さんは」

 ケース2 「神経質すぎるんじゃないですか」

 ケース3 「ご家庭でどんなしつけをしておられるんですか」

 ケース4 「お母さんの育て方が悪いからですよ」

 ケース5 「まあいいじゃないですか。それくらいのこと」

 ケース6 「おおげさに騒ぎすぎじゃないですか」

 ケース7 「(よく話しを聞かず)専門家に相談されたらどうですか」

 

6.子どもはいろんな顔をもっている

親は家庭で自分の子どもだけを見ていることが多いので、「子どものことは私が一番よく知っている」という思いこみが強くある。それだけに家庭での子どもの顔だけで判断してしまうということがよくある。…しかし子どもには親の知らない顔がたくさんある。学校で見せる顔、友達に見せる顔、塾での顔、それらが必ずしも一致しているとは限らない。…

 

7.教師と親が情報交換をすることで視野が広がる

親は外の世界での情報不足から視野が狭くなりがちだ。これが教師と親のズレや摩擦をうむことがよくある。「あの親は過保護・過干渉だ」と言っても、教師と親が話し合える場が作れなければ状況を改善することはできない。「過保護・過干渉」という言葉以前に互いの情報を交換できる関係づくりが重要である。…

親と情報交換ができる関係づくりだが、教師が学校での…
これだけで親の気持ちのなかに教師への信頼感がうまれ、互いの関係が好転する場合もあるにちがいない。親のほうでも「昨夜は遅くまでテレビをみていました」とか「晩御飯の手伝いをすすんでやってくれました」といった家庭での様子を教師に伝える。お互いにさりげない事実を伝え合う積み重ねで、今まで知らなかった子どもの一面が見えてくるであろう。お互い情報が増え視野が広がることで、互いが協力しあえる関係を築くことができるのである。

 

 

参考文献

(1)サルバドール・ミニューチン(著)福田俊一、増井昌美(訳)『思春期やせ症の家族ー心身症の家族療法)』星和書店一九八七

(2)福田俊一 増井昌美 『家族の心理療法』 朱鷺書房 一九九八

(表題の全文をお読みになりたい方は書店にてお求めになるか、金子出版(03-3941-0111)に直接お申し込みください)

 

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