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うつ職場のストレス治療 遅刻欠勤が増えるが三ヶ月後好転 35才男性

うつ職場のストレス治療 休職する不安

遅刻欠勤が増えるが三ヶ月後好転 35才 男性(商社輸出部門勤務)

 
 

「もうあかん」から、三ヶ月後「これでええんや」と笑顔がでてきて好転

橋本さん(35才 男性)は、職場(商社の輸出部門)で、大きなプロジェクトを任されていた。が、たび重なるミスのため上司から叱責をうけてしまった。そのあたりから遅刻や欠勤がまじりはじめ、とうとう休職をすすめられるまでにいたった。

「自分のポジションがなくなる不安で、仕事を休めないんです」

「もうあかん、これ以上頑張れない」と言いながらも、橋本さんは会社を休むことができないでいた。「休んだら、自分の仕事がなくなってしまう。それに新しい技術についていけないようになる」と言うのが口癖だった。しかし度重なるミスのあと、決定的ともいえる大きなミスをして上司の叱責をうけてしまったのだ。「どうしていいかわからへん」「もう自分なんか、会社にとってはいらん人間や」といった思いが、頭のなかをぐるぐるまわりはじめていた。こんな状態で出社してもいい仕事はできないばかりか、周りからみるとまたミスをおかしかねない危うさが感じられた。

「橋本君、ちょっと部長室まで来てくれますか」と、部長から声がかかったのはこんな不安な状態の時だった。「あのね、君の仕事熱心な気持ちはよくわかるよ。でもねこのごろの君を見ているとすごく疲れている感じがする。どうだね、しばらく休職して心の専門家の診察をうけてみては」。「部長、ご心配かけて申し訳ありません。自分が頼りないばっかりに、ご迷惑をおかけして」と、橋本さんはできるかぎりの声をふりしぼってわびを言った。「でも部長、不安なんです。仕事を休むともう自分のポジションがなくなってしまうんじゃないかと。それが気になって気になって、仕事を休めないんです」と、正直に話してみた。「その心配は私に任せなさい。復帰できてきたときは、力になるから。それより今の危なっかしい状態を、心のお医者さんにみてもらって早くなんとかしないと。君の仕事熱心なのは、みんな認めているんだから」と、部長の声は意外にあたたかく頼もしかった。

部長のあと押しでようやく橋本さんは、インターネットで「職場ストレス・うつ」というキーワードを入れて検索してみた。たくさんのカウンセリング機関の中で、家族にも対応のアドバイスをくれるというところに目がとまった。こうして家族療法を中心におこなっている淀屋橋心理療法センターに行きついたのであった。

「『家族にアドバイスくれるところ』で、ここに決めました」

橋本さんは奥さんにつきそわれて来所した。「『一人で行く』と主人は言ったんですけど、心配なので私がつきそってきました」と、奥さんはハキハキと話しはじめた。「夜も眠れないみたいで、何度も目を覚ましているようです。それに食欲もなくって、体重が5~6キロ減っています。頭を壁にうちつけたり、とても心配な状態なんです」と、かなり具体的な状況説明がはじまった。

「カウンセリング治療をしてくれる所はずいぶん多くあると思いますが、当センターを選ばれたのはなにか理由がおありですか?」というカウンセラーの質問に、奥さんはためらわず答えた。「主人といっしょにインターネットでさがしました。いっぱいあって最初は迷ったんですけど、ここは「家族にも対応のアドバイスをさしあげます」「家族の協力は大きな力です」といったことが書いてあって、それでこちらに決めました。私も主人の立ち直りに力をかせるんだなっていうのがうれしくて。よろしくお願いします」。

「はよう会社いかないと、クビになる」と、あせりで苦しい

カウンセリング治療は橋本さんのあせりや不安をしっかりと受けとめていくことからスタートした。次から次へとでてくる橋本さんの訴えを、いくつか書き出してみた。

橋本さんの訴え

  ■「食事がね、なにを食べても砂をかむようでおいしくないんです」

  ■「夜、なかなか寝付けなくて。眠剤のんでもあきません。すぐ目がさめてしまうし」

  ■「みんなに迷惑ばっかりかけてるような気がして」

  ■「ぼくがやってしまったミスは、取り返しのつかないものや。もうクビや」

  ■「家でこうしてなにもせんと、みんなから取り残されてしまうだけや」

奥さんにも「家でご主人からこのような言葉が出てきたときは、励ましたり否定したりせずに、まずは黙って心ゆくまで聞いてあげてください」というアドバイスをだしておいた。

三ヶ月後、別人のように笑顔がでてきた

いろいろなアドバイスをだしながら家での奥さんの協力もえて、三ヶ月がすぎた。カウンセリング相談で橋本さんが話す内容は、はじめのうちは暗い苦しいものばかりだったが、しだいに変化がみられだした。「『そうか、グチは言ってもええんやな』と思えたので、肩の力がぬけたような気がしました」という言葉もでてくるようになった。奥さんもカウンセラーからアドバイスをもらって、安心して取り組むことができたようだ。

 

つぎに橋本さんの様子からうつから立ち直る姿をいくつかまとめてみた。

良くなった姿

  ■「布団のなかでごろごろしていても、こんでええんや、と思えて。楽ですね」

  ■「マンガが読めだしました。 あーあ、マンガくらいしか読めへんやな、とは思いますが」

  ■「仕事のポジション代えられても、『ま、いいか』って思えるようになりました」

  ■「息子のTVゲーム「ヨッシーアイランド」をやってみたら、けっこうおもしろいんです」

  ■「『パチンコしてこようかな』とゆうたら家内が「え、一人で行けるの」とびっくりして」

こう話す橋本さんの声も表情も別人のようにリラックスしていた。三ヶ月でこれだけ良い変化がでてくるとは。やはり奥さんにもこまかなアドバイスをだし、さまざまな工夫をしてもらい、家で適切な対応をとりながら協力してもらったのがよかったと思える。早い段階で、一ヶ月と決まっていた休職を半年と伸ばしてもらったのもよかった。はじめのうちは「そんな長いこと休んだらもうクビです」と、不安いっぱいの橋本さんだった。しかし腰をすえてカウンセリング治療にとりくむことができたのも、早く好転した理由の一つかもしれない。

「橋本さんには、まだまだこれから気が向かないときや不安なときの対処のしかたや自分の守りかたを、経験してつかんでいってもらわなくては。でもずいぶん元気になって力がついてこられましたね」と、カウンセラーもうれしそうに言葉をかけた。「仕事で先頭にたってやってるときが、一番やりがいがあったなーって思います。でも今は今で別の大切な時間を過ごしているなと。仕事だけが楽しみやないってわかったのが、今回のつまづきで得た一番良い事やったと思います」と、橋本さんは笑いながらこんな話ができるようになっていた。

 

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子育て育児の悩み母親のストレス相談 子どもの「わがまま」で困ったときの言葉かけ

 

 

PHPのびのび子育て Special Edition

子育て中のお母さんへ:『子どもの「わがまま」で困ったときの言葉かけ』

 

『子どもの「わがまま」で困ったときの言葉がけ』という特集で、PHPのびのび子育て誌(PHP研究所)からスペシャル版がだされました。そこに淀屋橋心理療法センターから出した記事が掲載されています(50p)。それをまとめてご紹介しましょう。

 

子育て育児中のお母さん、言葉にできない子どもの苦しみやストレスに気づいていますか?

「心の闇」の受けとめ方・・・・・子どものつらさや悲しさの発信を感じ取り、しっかりストレスケアしていきましょう。

 

【症状1】思い通りにならないとかんしゃくを起こす :-x  幼稚園 5歳 女子

幼稚園に通う真美ちゃん(幼稚園 5歳 女子)はピンクの花模様のワンピースがお気に入りです。前日に汚してしまったので、お母さんは「そのワンピースは洗濯するから今日はこっちを着て行ってね」と言いました。すると真美ちゃんは、「このワンピースでないといや」と言い張ります。お母さんが洗濯しようとすると、「このワンピースでないといや!」と泣き叫びながらひっくり返って足をバタバタ・・・・・。「気に入らないといつもこう。どうしたらいいのかしら」と、お母さんは困ってしまいました。

 

:-o アドバイス:ゆっくり、ていねいに説明する

かんしゃくを起こす子の多くはこだわり性ですから、心の中にわだかまりがあるはずです。それをうまく言葉で言えず「ワーッ」となってしまうのでしょう。かんしゃくがおさまってから「あのワンピース、真美のお気に入りよね。とてもよく似合ってるわ。でも泥で汚れてるね」と見せながら、「真美の体も汚れてしまうから、きれいに洗おうね」と、ゆっくりと説明しましょう。かんしゃくが強い子は、頭の中がすぐに一つのことでいっぱいになってオーバーフローしやすい状態になります。だから一度に多くのことを言わないようにしましょう。一方的に言い聞かせるより、子どもにも言い分を言わせながらのほうがスムーズです。この積み重ねで、人の話も聞けて自分の言いたい事も言えるという器ができていくでしょう。

 

 

【症状2】学校へ行こうとすると腹痛が起こる :-?  小学三年生 男子

毎朝登校時刻が近づくと「お腹いたーい」と孝夫君(小学三年生 男子)はトイレに駆け込んで出てきません。お母さんが「学校に行きたくないんじゃないの。何かあったの?」と聞いても孝夫君は「わからない」と言うばかり。こんな状態がもう一週間も続いています。お母さんは不登校になってしまうのではと、心配でたまりません。「学校を休むなんて、怠けてるんじゃないか」とお父さんが厳しく言ったところ、朝になっても布団から出てこなくなり事態は悪くなる一方です。

 

 :-o アドバイス:さりげなく話しあおう

孝夫君は「お腹が痛い」と訴えていますので、「それなら学校へ行くのはむりね」とまずは受け入れてみましょう。それでも腹痛が続くようなら「お医者さんに診てもらおうか」と声をかけ、そこで異状なしであれば、はじめて心のケアに入ります。子どもの心の中には学校へ行かないことへの罪悪感があるでしょうから、まずは「しばらくゆっくりしていいのよ」と言い、その罪悪感を取り除いてやります。そして、親子のコミュニケーションを大事にしましょう。孝夫君の好きなテレビやマンガなどについてさりげなく話し合っているうちに、緊張していた心もほぐれてくるでしょう。避けていた学校の話が子どもの口から自然に出てくることもよくあります。しっかりと聞いていると、目が輝いてきたり勢いよく話し出したりと次第に元気が湧いてきます。その頃には学校へ行けなかった理由も、自分から話出すということがよくあります。

 

 

【症状3】反抗的な態度をとる :evil:  小学六年生 男子

「あんなにいい子だったのに、このごろ乱暴になって。悪い友だちでもできたのかしら」と、お母さんから息子の翔君(小学六年生 男子)について相談を受けました。「お箸の持ち方、違ってるよ」「こぼしたら拭こうね」と食事のときにお母さんが注意をすると、以前なら「はーい」と言って直していたのに、このごろ「うるさい、ババア」と言ったり、お箸を投げつけたりするそうです。お母さんはびっくりしたのと同時に恐さもあり、最近は腫れ物にさわるようにしか対応できなくなってしまったそうです。

 

:-o アドバイス:聞き役に徹し、気持ちを受けとめる

小学校高学年になると反抗的な態度を取るのはごく自然な変化です。いわゆる自我の芽が伸びて自己主張をはじめる頃です。親からあれこれ言われると抑えつけられている感じがして、大人のすることすべてがうっとおしく、かなり反抗的な態度を出してきます。程度にもよりますが、心配なことではありません。この頃の子どもたちは小さい頃から、怒りや不満などの負の感情を言葉で伝える習慣が少なくなってきています。そのせいでしょうか、中学生や高校生になっても、自己主張の仕方が幼稚で、言葉も荒く、とても世間で通用するものではありません。どこかで思いきり言いたいことを言い、しっかりと聞き役になって受け止めてもらえる場所が必要です。したいことをする中で、子どもは自分の芽の出し方を覚えていきます。

:lol: お知らせ :roll:  淀屋橋心理療法センターから子育てに関する本が2冊出ております。

『しぐさで子どもの心がわかる本』(PHP研究所福田俊一、増井昌美著)

『ちょっと気になる子どもの行動』(PHP研究所〃〃)

本誌50p掲載

 
 
 

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うつ職場のストレス 昇進うつ病-2 40代 男性 中間管理職

うつ病症状 40代半ばの中間管理職、牧田氏の「昇進うつ病」-その(2)

うつ職場のストレス 昇進うつ病-2 (40代 男性 中間管理職) 

「うつ病」に悩む牧田氏と妻の会話を、淀屋橋心理療法センターの治療担当カウンセラーはしばらくメモを取りながら聞いていた。要点を書きとめた用紙に目をとおしながら、どう説明しようか考えた。職場での人間関係や仕事への取り組みという視点からのアドバイスもある。しかし今から家に帰って二人は、「さて、何をすればいいだろうか」というテーマにぶつかるであろう。すぐに実行できる具体的なアドバイスがなにより大事である。妻は「私ができることを教えていただきたい」と、はじめに話していた。いくつかのアドバイスのなかから、やはり家族にむけたアドバイスがなにより優先する判断した。

アドバイス1:励ましや期待は、本人には重荷です

牧田氏は営業課でも第一課というエリートコースの課長に抜てきされた。「わーすごい、がんばってね」という妻のほめ言葉や激励が、ややもすると牧田氏には重荷に感じられていた。また上司の坂田部長は、なにかと陰になり日向になり牧田氏をかばってくれる。これがうれしい反面、「早く期待に応えなくては」というあせりにつながっている。ちょっとしたミスが「なんで僕はこんなどじばかりくり返しているんだ。申し訳ない」という気持ちが強くなり、いっそうつらさと苦しさが増していた。

アドバイス2:「ダメ父親だ、子どもにキャッチボールもしてやれない」という発言を、そのまま受けとめて

牧田氏は、体のだるさや微熱がなかなかとれなかった。全身の倦怠感などもあり日曜日でもほとんど布団から出られなかった。「お父さん、野球いっしょにしてね。日曜日は試合、見に来てね」と言った息子の言葉が、ぐるぐると頭の中をまわっていた。「息子との約束が果たせない。キャッチボールの相手もしてやりたいが、しんどくてできない。すまない、こんなダメ親父で」という気持ちでいっぱいだった。

夫のつらい気持ちを聞いた妻は「そんなことないわよ。啓一はわかってるから。もうあなたのこと忘れて、友達と遊んでるから心配しないで」と、言っていた。しかし励ましと思える言葉よりは、「そうよね、つらいよね。わかるわ」と、夫の気持ちをそのまま受けとめてあげよう。

治療担当カウンセラーからその他のいくつかのアドバイスも聞いたあと、妻はこう言った。「わかりました。私、この人に良かれと思ってずいぶん反対のことをしていたんですね。気をつけて実行してみます。今日からでもやれるように思えます。ありがとうございました」と。

三ヶ月後、元気がでてきた牧田氏

牧田氏は来所のたびに元気をとりもどしてくるように思えた。職場での状況はそれほど変わらないのだが、「あせらず自分のできることを一つづつやっていこう。まったくちがう性質の課に来たのだから、わからなくても無理はない」と、受けとめられるようになってきた。

治療担当カウンセラーのアドバイスを受けてから、夫婦の会話はどう変わったであろうか。初診がスタートして三ヶ月ごろの会話に目をとおしてみよう。

1.仕事から帰って夫の口からぐちがでてきた

夫: 今日会社に頑張って行ったけど、しんどかった。めちゃ疲れた。明日はダメかもしれない。

妻: お疲れさまでした。しんどかったのね。

夫: 会議なんか、長すぎるよ。なにをあんなに話しあわなきゃならないんだ。

妻: そう、そんなに長いの。

夫: うん、そうなんだ。長けりゃいいってもんじゃないのに。部長が会議好きなんだよな、まったく。

妻: ほんと、会議好ききって嫌よね。

夫: ま、しょうがないか。こんな調子でゆっくりあせらずやるしかないな。

2.「野球の試合を見に行ってやれなかった。だめな親父だ」

夫: なあ、ぼくってダメ親父だよな。

妻: え、どうしたの、突然に!?

夫: こないだの日曜日、啓一の野球の試合だったんだよね。「きっと見に行くから、がんばれよ!」って約束したのに。とうとう行ってやれなかった。

妻: そうね、残念だったわね。

夫: 啓一、なんか言ってなかったか?もうお父さんなんか嫌いだとかなんとか。

妻: 「さびしかった」って言ってた。残念そうだったわ。

夫: そうか、かわいそうなことしたな。啓一のためにも早く元気にならなくてはな。

妻: 無理しないでね。

夫: うん、わかってる。マイペース、マイペース。

事例 40代半ばの中間管理職、牧田氏の「昇進うつ」。

「どうですか。奥さんの対応がだいぶ変わってきたように感じますが」と、治療担当カウンセラーは二人の会話についてこんな質問をしてみた。「はい、なんか肩の力がぬける気がします。最近は、ああそうだ、そんなに頑張ららなくてもいいんだって気持ちになれて」と、夫は答えた。妻のほうも「おかげさまで、どう受け答えすればいいかがわかってきました。もう一度、主人がうつ病になってもだいじょうぶって気がします」と、笑いながらこう話した。

牧田氏はさらに二ヶ月たってケース終了を迎えた。営業のこつをつかめたころから、見違えるようにテキパキと指導力が発揮できるようになってきたという。「パパがんばるぞー。仕事も家庭も野球も。心配するなよ」と言った言葉は、そのまま実行されている。啓一君も大喜びなのは言うまでもない。

 

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職場のストレスうつ 昇進うつ病-1 40代 男性 管理職

うつ病症状 40代半ばの中間管理職、牧田氏の「昇進うつ病」-その(1)

職場のストレスうつ 昇進うつ病-1 (40代 男性 中間管理職)

「うつ病」というと、なにか心にグサッとくるような事があったとか、頑張ったのに結果が良くなかったとか、イヤな事があって「落ち込みから抜け出せない」という心の状態をさすように思いがちである。しかし反対にうれしいことでもうつ病につながることもある。たとえば「職場での昇進」「結婚」「新居の完成」など。

ここで紹介する牧田氏も、同期入社仲間のトップをきって課長に昇進した。うれしいはずの「昇進」が、なぜ「うつ病」に陥ってしまったのか。家族療法の視点から、心配する家族(妻)へのアドバイスを中心にお話ししよう。

「夫の風邪が治らないんですけど、心の病気では?」と妻から電話問い合わせ

妻: あのー、主人のことなんですけど。心配なことがありまして。よろしいでしょうか?

電話受付 : はい、どういったご相談でしょうか?

妻: 風邪をひきまして。それももう二カ月も前のことで。咳とかはないし、治ったと思ってたんですけど。(ハーッとため息がもれる) 夜「しんどい、疲れた」って言うわりには、寝付きが悪くて。それに朝、ベッドから起きあがるのがしんどそうで。腰が痛いとか、肱が痛いとか言って。微熱がなかなかすっきりしなくて・・・(だんだん小さな声に)

電話受付 : そうですか。どこかお医者さんでみていただかれましたか?

妻: はい、行きつけの内科で・・・「風邪はもう治ってます。仕事の疲労がたまってるんでしょう」って。薬をもらって飲み続けてるんですけど、いっこうに良くならないんです。それで私、心配になって。ひょっとして心の病気のほうじゃないかと。もう心配で、心配で。(ハーッ)

電話受付 : わかりました。こちらは家族療法ですので、ご家族の方に対してどう対応をすればいいかというアドバイスを中心にお出しします。

妻: それ、それ、それをぜひ教えていただきたいんです。家族がどう対応すればよいかを、アドバイスしてほしいんです。お医者さんが診てくれるのは、本人だけでしょう。私、どうしたらいいか、わからなくて。ビタミン剤、買ってくることくらいしか思いつかないものですから。助かります。よろしくお願いします。

事例 40代半ばの中間管理職、牧田氏の「昇進うつ」。

こうして牧田氏と妻の瑛子さんは、予約日に二人でカウンセリング治療に来所することが決まった。「内科医院でだされている薬を二カ月飲み続けたが、なかなか良くならない。できたら薬でなくカウンセリング治療で治したい」という牧田氏と妻の希望が一致したということであった。

夫の昇進に、妻も子どもも大喜び

牧田氏の話をじっくりと聞いていくと、どうやらきっかけは4月の人事異動で新しい部署の課長に昇進したことのようだ。新しい任務への頑張りが空回りしたり、周囲の人たちになじめなかったり、随所につまづきの状況が浮かびあがってきた。「昇進うつ病」のようだと、治療担当カウンセラーは判断した。家族、ここでは妻だが、家での対応はどんな様子だったんだろう。妻にしっかりとグチなど話せていたのだろうか。またそれを聞いた妻はどう受け答えしていたのだろう。ここらあたりは、とても大切なポイントである。

同期入社の連中より一年早い昇進、しかも部下も今までより3人も増えて。「一刻もはやく家に帰って、妻や子どもたちに知らせたい、喜ぶ顔がみたい」と、牧田氏は胸をふくらませて帰路を急いだ。以下は家族との会話である。

妻: まあ、よかったわね。パパおめでとう。すごいじゃない。同期の人たちのトップを走ってるなんて。

牧田氏: いやー、僕もおどろいたよ。よくできる中田をさしおいてなー。この僕がお先にって感じで。

妻: これで私も課長夫人になれるのね。なんかうきうきよ。パパ、えらくなったのよ。あんたたちもパパをみならって、勉強がんばるのよ。(寄ってきた子どもたちにもこう告げた)

子(小1): ふーん、パパえらくなったの。課長ってどのくらいえらいの、社長の次くらい?ねー、腕ずもうしようよ。(父親の腕にぶら下がりながらうれしそうだ)

子(小5): パパ、僕の野球、相手してくれるよね。日曜日、試合見に来てくれるよね。約束だよ。

牧田氏: だいじょうぶ、だいじょうぶ。少年野球はパパも役員してるからな、手をぬけないんだ。パパ、頑張るぞー。仕事も家庭も野球も。心配するなよ

少年野球をやっている兄は、うれしい反面心配そうに念押しをした。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、笑顔で答えた牧田氏であった。

課長に昇進したのはうれしいが

しかし船出はそう簡単ではなかった。いままでは営業企画課で、どちらかというと社内での仕事が中心。ところが今は営業第一課の課長である。いわば会社の出世コースナンバーワンのポジションである。社外にむけて陣頭指揮をしなくてはならない。部下も5人だったのが、今は8人。どうも勝手がちがう。やる気がからまわりしがちの毎日となった。

三ヶ月たったころ、部下たちのあいだに新課長の勤務評価なるものが、ひそひそとささやかれるようになった。「なー、牧田課長って、ほんとうに有能なんか。ちょっとちがうよな」「決済の判子もらわないといけないのに、遅いんだよな」「企画で頭使ってやる仕事だったら、あれでいいんだろうけど、ここは営業一課なんだ。とっさの判断、対応をしてもらわないと」。牧田氏の眉間にはしわができる日が増えていった。ある日決定的なできごとが上得意のK商事をめぐっておこった。

「課長、K商事からクレイムです。納品がまだかって。約束の日を三日もすぎてるのにって。かんかんに怒っておられます」。「え、三日も遅れてる?担当は野崎か。野崎、すぐにK商事へ飛んでいってこい」と指示をだす。牧田氏はとっさの判断、指示ができたと、自分ではホッとしていた。しかしこれが大間違いのきっかけだった。上得意からクレイムがはいった場合は、なにをさしおいても担当者をつれて課長みずからがかけつけなくてはならないという暗黙のルールがあったのだ。その対応を誤った牧田氏はその後会議で上司から厳しく追及されることとなった。

家でのようすを面接室で再現

「よくわかりました。新課長としていろんな行き詰まりを感じてこられたわけですね。社内では部下の人たちとのコミュニケーションに、社外では得意先への対応に。なるほど。それでですね、そういったできごとを、おうちに帰ってから奥さんに話されましたか?」「はい、わりと家内には以前から会社のことなんかは話すほうですから」。「それはいいですね。それでは今からここで、おうちで話された様子を再現してみてください。私はすみのほうで聞かせてもらってますから」と、カウンセラーは部屋のすみに、椅子を移動させた。

夫と妻の会話が、面接室で

1. 朝、女子社員がお茶を入れてくれない

夫: えーと、はじめはそんなに大変なことではなかったね。お茶がどうのこうのってくらいで。

妻: そうそう。女子社員の人がお茶をいれてくれないとか。ずいぶん気にして。

夫: いや、前の課では、僕がすわると、さっとお茶がでてたもんでな。こんどの課はお茶は自分で入れるってルールなんだって。そんなこと誰も言ってくれなかったんで、わからなかったんだ。

妻: そうでしょ。「気にしすぎよ」って、私、言ってるのに。気にしすぎなの、あなたは。

夫: うん、そうかもしれないな。ささいなこと、気にしすぎなんかもな。

2. 「飲みにいかないか」のさそいに、誰もついてこなくて

夫: からまわりしてる感じがするって話したよな。仕事おわって「おーい、みんな、飲みににいこうか?」って、声かけたけど、なんかしらっとして。誰もついてこないんだよな。僕、みんなに嫌われてるのかなって、思った。

妻: しょんぼりして帰ってくるからなにがあったのかって、心配したわよ。話し聞いて、「なーんだ。そんなことなの。いまどきの若い社員さんたちによくあることじゃない」って。「帰りたいのよ。仕事終わったらさっさっと。あなたの若いときとは、時代がちがうのよ」って、言ったような気がするけど。

3. 「このごろ会議で集中できないんだ」と言ったら

夫: ついこないだのことだけど「僕、会議で集中できない」って話したよね。

妻: うん、そうだったわね。

夫: どの議題がでても「僕は仕事ができない、だめだなー」って気がして。こんな気弱になったのははじめてだ。何をやっても、ダメな気がして。気分がゆううつでしかたない。坂田部長が「牧田君、あせってるよ。リラックスして。まだまだこれからだから」って、励ましてくれるんだ。

妻: ほら、みて。そうでしょう。あなたは仕事のできる人なのよ。今自信をなくしてるだけ。ちょっとしたことでがくっときて、あなたらしくないわ。がんばればなんとかなるわよ。

夫: うん、そうだね。がんばってみるよ。

事例 40代半ばの中間管理職、牧田氏の「昇進うつ」。

二人の会話を聞いていた治療担当カウンセラーは、要点を書き留めた用紙をもって席にもどった。「はい、お疲れさまでした。わかりました。なるほどこういった会話をおうちでされているんですね。いくつかのだいじなポイントがみえてきました。アドバイスをまとめたいと思います。ここでいったん休憩して5分後にまた面接を再開しましょう」。こう言って治療担当カウンセラーは、面接室をあとにした。

 

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うつ職場のストレス 新入社員女性 ミスが重なり自信喪失ストレスからうつ病(三ヶ月後職場復帰)

新入社員として銀行に入った大下美保(女性)のケース (新入社員 女性 銀行勤務)

うつ職場のストレス 新入社員女性 初歩的なミスが重なり自信喪失ストレスからうつ病(三ヶ月後職場復帰) 

 

就職したばかりの新入社員の人たちに抑うつ症状が増えています。「こんな事くらいで、なんで抑うつになるのかな」と思うくらい、小さなミスや失敗がほとんどです。今年大学を出たばかりで、新入社員として銀行に入った大下美保のケースを追ってみましょう。

美保はかなり優秀な成績で大学を卒業し、ある都市銀行に新入社員として勤務することになりました。就職の氷河期と言われて久しいのですが、無事合格を勝ち取れて大喜び。はりきって通勤していたのですが、3ヶ月たったころから体調を崩し元気がなくなってきました。淀屋橋心理療法センターにカウンセリング治療を受けにやってきた美保の話しに耳をかたむけていくと・・。

 

通勤電車で汗がだらだらとでてきた

「どんなご様子ですか?」という治療担当カウンセラーの問いかけに、美保はしんどそうに話し始めました。就職して一月たったころ、通勤電車で汗がいっぱいでてくるようになったそうです。五月だから汗ばむ陽気の日もありますが、汗がだらだらというのはたしかにおかしい。「なんかのぼせたみたいになって、体温調節がくるってしまったんやろか」と思って汗を拭いていました。「そら入社したてやから緊張してるんやわ。気にせんでもええんとちがうの」という母親の言葉に、一応美保は納得していました。

 

夜眠れなくなりめまいの症状

ところがさらに二月たったころ、夜が眠れなくなってきました。目をつぶると課長の顔が目の前に浮かぶし、やっと寝入っても打ちミスばかりした書類を前に叱られている夢をみたりします。「私、銀行にむいてないんやないかな。やめたほうがええんとちがうやろか」と、一人悶々とするようになりました。しかし銀行に就職が決まったと喜んでいる両親の顔をみているとそれも言いだせませんでした。

ある日パソコンの入力仕事をすませて立ち上がったとき、突然クラッとめまいが。あわてて机の上に両手をついて事なきをえましたが、それからたびたびめまいに悩まされることになりました。「家庭の医学」という分厚い本を開いてめまいの項目を読んでみると「メニエール病」という文字が飛び込んできます。「あー、私はたいへんな病気になってしもたんや。もうあかん、仕事続けられへん」とショックを受けて、ふとんから出られなくなってしまいました。

耳鼻科医院で「メニエールではありません」という診断をもらったものの、美保は職場に行こうとすると体中にしんどさがどっとでたり、頭がおもーくなりめまいを感じたりするようになって欠勤が増えてきました。

 

初歩的なミスとライフスタイルの変化

重苦しそうな表情の美保が母親につきそわれて、淀屋橋心理療法センターにやってきました。カウンセリング治療で話を聞いていくと、大きな失敗などでショックを受けたりしたのではなく、初歩的なミスや上司から受けた注意の積み重ねで、すっかり自信喪失になっていることがわかってきました。それに学生時代は自由時間がいっぱいあって自分のペースで過ごせましたが、働きだすと時間や行動の束縛がありライフスタイルの変化にもついていけていないことがわかってきました。

美保の話しにそって、新入社員によくある注意点を整理してみましょう。カウンセリング治療で一つ一つをていねいに聞きながらアドバイスをだしていくうちに、今では美保さんはすっかり元気になって職場に復帰しています。

 

「おはようございます」と大きな声で言えない

美保の課は課長さんを頭に6人のスタッフが働いています。席に着く前に美保は「おはようございます」と皆に頭をさげていました。「ちゃんとあいさつしてるし、これでいいんだ」と思っていましたが、「大下君、君のあいさつの声は小さいね。もっと大きな声で、元気良く言えないかね」と、課長さんから注意をうけました。「はい、すみません」「ちょっと、言ってみて」「おはようござます」と、立って2~3回繰り返し練習をさせられました。

美保にとって、この練習が意外にもつらかったのです。みんながこっちを見ているし、大きな声をだそうとしても喉がつまったようになって出なかったし。みんなの前で恥じをかかされた」という思いから、毎朝の出勤がつらくなりだした第一歩でした。

 

職場で使う言葉になじめずつい話し言葉になってしまう

先輩社員から仕事の説明を受けているとき、「えー、こんなんするの、すっごいわー」と、思わず学生調のしりあがりになってしまって。一瞬座がシーンとなったので、「あ、またやってしもた」とは気づいたのですが。仕事中に言葉づかいがしらずしらずのうちに、ため口調になってしまい何度か先輩に注意を受けていました。

 

得意先からの電話でミスして自信喪失

電話がなりだすと、とたんに緊張して表情がこわばってしまいます。こないだも「どちらさまですか?」と聞くのを忘れて田中さんにつないでしまいました。田中さんと聞いてすぐさま向かいに座っている田中さんだと思ってしまって「田中さん、お電話です」と。しかしそれはもう一人の田中部長への電話で、しかも大切なお得意さまからの電話だったのです。

課長から「何度同じ注意を受けたらなおるんや。もうあんたなんか来んでええ!」と、叱られてしまいました。「私なりに、ちゃんと取り次げたと思ったのに」と、美保は落ち込んでしまいました。学生時代は「勉強のできるしっかりものの美保ちゃん」で通っていただけに、自信喪失の体験はどさっと砂袋が肩にかかってきたような感じでした。

 

カウンセリング治療を受けて三ヶ月で職場復帰できた

「もう今は家でごろごろしてるだけでなんにもする気がしないねん」という美保に治療担当カウンセラーは、語りかけていきます。「今まで注意されたり、腹がたったりしたことを思い出せるだけ話してみて下さい」。治療担当カウンセラーは美保の悩みの一つ一つをていねいに聞きながら書き出していきました。「美保さんは、気にしーですか」という治療担当カウンセラーの問いに美保はハッとしたように「はい、私、気にしーです」と答えました。

「むかついたときは、大きく深呼吸して。はい、三回繰り返しましょう」。まるで小学生と対話しているようになってきました。「深呼吸か、ええもんですね」と、いつのまにか美保もついてきます。

「仕事したい。けど行くのいやや。課長の顔みるんがいやや」と、美保の口から怒りの言葉がでてきました。そのときの様子をくわしく聞いていくと、美保にはそれなりの理由があったようです。「Yさんが休みやって、私が一人でてんてこまいして頑張ってるのに、課長ゆうたら『遅いやないか。仕事の段取り悪いんちがうか』やて。もう超むかつく!」。美保は、課長に目をつけられてしまったようです。「課長ゆうたらね、いやみったらしく、『まだ見習いやで。正社員やと決まってへんからな』やて。わかっとう、しつこいな。くそおやじ。なんで私ばっかりいじめるんよ」って、涙が出そうになってん」と、美保は目に涙を浮かべながら話しました。

一つ一つの怒りや悩みを思いっきり話したあと、治療担当カウンセラーはアドバイスを出していきました。「そんなん考えてたら、うつ病ぽーなってきて。私なんかもうなんの役にもたたへんのやなって思いだします」という言葉もしっかりと受けとめながら。今までカウンセリング治療をした新入社員の失敗談も話して聞かせると、美保は「えー、そんなことがー。私だけやないんやね」と、うれしそうに笑いながら聞いていました。

カウンセリング治療をはじめて三ヶ月たったころには美保はすっかり元気になっていました。「ここで教えてもらった『職場での対応のコツ』を忘れず、実行してみます。ゆきづまったらすぐに飛んで来ますから、またよろしくお願いします」と、言いながら職場に復帰していきました。

 

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